生産者を生産するシステム@ブロックスホームステッド

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久しぶりのブロックス・ホームステッドの記事。


自給自足が基本のブロックスたちも、資本主義世界の中で生きていくための現金収入を得るために、いくつかの仕事をしています。

一つはガーデナー(庭師)。

別荘を持つ人やオーカス島で暮らす人たちに向けて、パーマカルチャー・ガーデンをつくる仕事をして現金収入を得ています。

そして、もう一つの収入源がナーセリー(苗作り)

ブロックス・ホームステッドで育てられている様々な植物を増やし、それを定期的にマルシェなどで販売をしています。


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こちらはメディカル・プランツ(薬草)。 現在あるほとんどの薬の元は植物から。 人類の悩みの種である【病】に対してアマゾンに入り新薬を発見することも行われていたり。

パーマカルチャーリスト達は薬も自給できるよう、色々な薬効のある植物たちをガーデンに植え込んでいます。


生産者を生産するシステム@ブロックスホームステッド



こちらは窒素固定植物。 土を肥やして豊かにしてくれる特別な植物たちです。
このように用途が見えていると、デザインに役立ったり、暮らしに取り入れやすくなって行きますね♪

自分たちが手がけるフォレストガーデンでも、近い未来にこうやって植物を増やして行きたいな~。



ちなみにブロックス達はボトボト落ちて腐るほどに溢れているフルーツや野菜などの実りは決して販売することはありません。

その理由は・・・


『野菜やフルーツを販売することは消費者をつくることだから。』

・・・苗を買う人は、その苗を育てる生産者になる。



暮らしの中の奥に深い哲学が横たわるブロックスたちの暮らしのポリシーにシビレた瞬間でした。


ナーセリーに溢れる植物たち。


食べられる、スパイスになる、建材になる、クラフト資材になる、薬になる・・・
人間の暮らしで【必要】となるもののほとんどは植物たちでまかなうことができます。

よくよく考えて、もう一度僕たちが植物を頼りにした暮らしを取り戻していけたら・・・?
そんな暮らしの変化がこの荒涼としたこの暮らしの風景を豊かなものへと変えていくのではないでしょうか?

しかも、挿し木や種から育てればコストは労働エネルギーのみ。



【必要】なものはすべてここにある。


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ブロックスのナーセリーにあったボード。

覚えきれないほどの数の有用植物たちがズラリを並んだ風景の中にこのメッセージ。


・・・カッコよすぎるでしょ!













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