ネトル/セイヨウイラクサ 【Urtica dioica】

ネトル/セイヨウイラクサ 【Urtica dioica】



■名前: ネトル/セイヨウイラクサ 【Urtica dioica】
英名: Stinging Nettle


■タイプ

最大予想ニッチ(高さ×広さ):1.2m×1m  


葉-落葉 ※地上部は冬に枯れる(浜松でのデータ)

受粉-虫媒花 (虫たちによって) 

花の色-白(薄いクリーム色)

生質-多年生

■生育環境

日照:日向~日陰   【日向・軽い日陰・日陰・深い日陰】

水-普通 【水性・湿潤・普通・乾燥】 

生育pH-弱酸性~弱アルカリ性 

生育土質-ローム質・砂質・粘土質 

温度-?~-40°

増殖方法:種から 

生殖方法:?

自然生育気候:温帯~寒帯 ※山地を好む


■エコロジカル・ファンクション(環境効果)

・虫除け

・ミネラル・アキュムレーター Ca, K, S, Cu, Fe, Na, N 
   ※Ca=カルシウム K=カリウム S=イオウ Cu=銅 Fe=鉄 Na=ナトリウム N=窒素 


■利用方法


・食用の用途

葉を調理として、ハーブティー、


・茎をチンキやビールの添加剤として


・繊維材料
繊維として利用。 
アイヌ民族は、ネトルの繊維から織った布や着物をレタルペ(白いもの)と呼んで珍重していた。

・ミネラル・アキュムレーター

堆肥や液肥の資材、マルチ材として


・染料

葉を染料に

・油

種子から油をとっていた報告がある(恐らく生産性はかなり低い)


■薬用効果

イラクサは現代科学のハーブ医学において、古代からハーブとして家庭で利用されてきた長い歴史があります。

植物の花粉症、関節炎、貧血などの治療に用いられ、葉から作ったお茶は強壮剤や血液の浄化として使用。

根のエキスが臨床試験で良性前立腺過形成 (BPH) のための処置として。
これらの抽出物は、他の生薬と組み合わせた場合、プラシーボと比較して症状を和らげるために示されています。
ネトルの特定の抽出成分が性ホルモン結合グロブリンを占有することで遊離テストステロンを増やす

全草(植物全体)に喘息、フケ防止、収れん、血液浄化作用、利尿、止血と血糖降下の効果。

貧血症、過度の月経、痔、関節炎、リウマチ、皮膚の苦情、特にアトピー性皮膚炎を治療するために使用。
関節痛、痛風、坐骨神経痛、神経痛、痔などの髪のケアの問題を治療するためにネトルを利用。

薬効の為なら収穫時期は 5 月または 6 月。 花が咲く前に乾燥させて使用。
ネトルのジュースは、ネトルの葉からのかぶれに解毒剤として使用することができ、新鮮な葉の抽出液は癒しと火傷用ローションとして利用。
拡大前立腺腺に有益な影響を持っている傾向が示されています。 

リウマチ痛風、イラクサからの発疹や水痘の治療で使用されて、アザなどにも利用されています。




※この有用植物リストは今後、加筆・修正する場合があります。 またこれらの植物について情報の誤りや追加などがありましたら、こちらまでご連絡ください。




■品種 収穫時期 

刺が全体にあり、その刺からギ酸を出るため、刺さると痛みが起こる。 人によってはかぶれることもあるので収穫するときは手を保護するものを。 栽培は容易。

近縁では山菜の王様と呼ばれるミヤマイラクサがある。 

同様に山菜として食べられる。 
冬は地上部が枯れ、浜松では3月中旬より生育が始まる。 若葉を山菜としての収穫は3月下旬~
ハーブティーなどは冬以外は年中可能 5~6月がもっとも薬効が高いと言われている。

そのビタミンやミネラルなどの栄養素の豊富さから、ヨーロッパでは、戦時中の貴重な栄養源となっていた記録がある。





■栄養成分

タンパク質、カルシウム、リン、鉄、マグネシウム、クロロフィル、βカロテン、カリウム、ビタミンB、C、D、

天然のマルチビタミン・ミネラルとも呼ばれ、健康食品としても利用される







※参考
wikipedia  
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B5
practicalplants 
http://practicalplants.org/wiki/Urtica_dioica
健康食品ブログ
http://health-food.holy.jp/blog/archives/2010/11/post_599.html#2


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ネトル/セイヨウイラクサ 【Urtica dioica】
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