食べられる学校 エディブル・スクール・ヤードのレポート

JUN OMURA

2016年01月13日 13:04

1/11に行われたエディブル・スクール・ヤードのレポート

地元浜松出身で世界を駆け回り、大地に根ざすオイシイ暮らしや楽しい暮らしに触れ、その面白い!や楽しい!の花粉をミツバチのように色々な場所に受粉していく活動をしている『鈴木えり』ちゃんを招いて、エディブル・スクール・ヤード(ESY)のプレゼンテーションとワークショップを行いました。





エディブル・スクール・ヤードとは、ジャンクフードや孤独に食べる食事、食べ物が作られている背景への無関心など、現代の食の問題を子供たちの学校教育と結び合わせながら作り出す学びのプログラム。

『食べる』ということは日常生活で多くの時間を費やしているにも関わらず、その時間がどんどん質の貧しいものになっている現状を受けて、アメリカ西海岸で活躍する世界的にも有名なオーガニック・レストランを取り仕切るアリス・ウォーターが核となってそのプログラムを生み出しました。

参考 エディブル・スクールヤード―学校を食べちゃおう!

プログラムはプロの菜園家やシェフたちとともに、社会の先生や、理科の先生がそこに加わりながら、学校で菜園作りを通して算数。 料理を通して理科や社会。 など食べる。という人の営みに学校の授業を取り入れるという画期的な試みです。

アメリカから現在世界に広がっていますが、日本では愛和小学校が初のESYを取り入れ、その今後が注目されています。




ESYの概要や試みがたくさん紹介されたあとは、実際にえりちゃんが先生となってのESYの理科の授業のワークショップ♪





今回は酸性とアルカリ性をの理解を料理で理解しちゃおう! という中学3年生の授業の体験に大人も親子も参加




ESYではリトマス紙や化学薬品の代わりに食べ物や台所で利用する暮らしにものすごく身近に使われているものを利用していきます。

リトマス紙⇒赤キャベツの煮出した液

薬品⇒お酢やレモン、重曹など

赤キャベツの駅にレモンやみかんを入れるとみるみる色が変わり、どれが酸性でアルカリ性かが見えてきます。
そして、さらによく気づいてみると。。。

酸っぱいものは酸性

苦いものはアルカリ性

など、人の舌にもアルカリ性や酸性を判断するためのセンサーがついていることに気づいたり・・・!?






大人もかぶりついています(笑) 牛乳を煮立てて、酸性のレモンを入れるとチーズができる・・・!
PHの授業で学んだことが、即今から食べる料理に生かされていきます。

パターをつくったり、パンを切ったり、グループで分担することでチームワークやコミュニケーションも養われます。 
(こうした班で食事や活動をすることは、なんと日本からの影響を受けて確立されたそうです)




配膳は美しさ。を意識して。  日常を美しく見せるという美術の授業も♪

国語の授業では野菜やフルーツなどを食べて、『おいしい』、『まずい』という評価ではなく『みずみずしい』、『やわらかい』といった表現を使って俳句や詩の授業も行われるそうです。

どこまでも美味しい授業がつづく中

『あ~ こんな授業だったら頭に入ったのにな~・・・』

とか、子供たちに授業を教えている塾の先生の参加者の方は

『ちょうど、PHの勉強を教えてて、教える方も学ぶ方もつまらなくて。。。 これが本当の教育か!って感じました』

と色々な感想をいただきました。



午後のワークの最後はプランニングの授業

もしESYが浜松にできるとしたら、どんなことができる??

そんなテーマで6つのグループがその話し合いを行いました。




学校や行政のプログラムを利用してアプローチしてみよう! とアイデアを膨らませるチームや、カフェや公民館を利用して子供にESYのプログラムを提供できないか? 、自主保育のサークルや家庭菜園をしている人をつなげられないか? 

などなど、様々なアイデアが膨らんで行きました。

とっても素敵だったのは子供たちが自分たちのESYを考えて大人のみなさんに紹介していたこと。




『鶏と牛がいて~』

『変なおじさんがいて~ (子供達と仲のいい大人のこと)』

『台所のゴミはコンポストに行って~』

大人もおどろくようなすてきなプランが作られていました。




このワークショップを通して、カフェで子供が大人に食べ物をつくるプランや、自主保育とフォレストガーデンを絡めたESYを小さく始めよう!というプラン、実際に学校にできるところからESYを働きかけてみたい。など、えりちゃんの振りまいてくれた花粉がはやくも浜松に受粉したようです・・・♪

受粉した花からどんな実りが生まれるのかとっても楽しみですね! 

ちなみにESYの授業カリキュラムはオープン・ソースで自由に利用できます。 ご興味がある方は是非ご覧下さい。
カリキュラムの翻訳ボランティアも募集しています。 日本でこのような風景が日常になっていくことのお手伝いとして翻訳ボランティアをしていただける方はyoga3shanti@yahoo.co.jpまでご連絡ください。

http://edibleschoolyard.org/resources-tools





















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