ナーシングツリー@ブロックスホームステッド 窒素固定植物とともに植え込む

JUN OMURA

2016年01月05日 09:52





『ナーシングツリー』

ブロックスの郊外でデザインされていた場所。
ブロックス3兄弟は自分たちの敷地外にゲリラガーデニング(見向きもされない土地に有用な植物や食べ物を植える運動)を行い、主にほとんど手のかからないということと、自分たちの暮らす地域で何か大きなインパクトが起こった時に備えて高カロリーのナッツ類の木を植えていました。 (主にクリとモンキーパズル)

この写真で植えられているのはマツの木で、超面白い樹形をしているモンキーパズル。 
その傍らによーく見るとオレンジの実がついている木が植えられています。

このクリの木に抱き合わせるように植えられているのはシーバックソーン。 植物の成長に必要な栄養素、窒素を固定してくれるグミ科の樹です。

このモンキーパズルは松の実ができるナッツの木。
しかし、ナッツの木は収穫まで何十年もかかることもあり、このモンキーパズルは収穫まで25年!?かかると言われています。
そこで、このように幼木時に窒素固定植物がそばにいることで、マツの木はすくすくと育ち収穫も早めることことができます。
(とは言っても、数年でしょうが。。。)

このように小さな赤ちゃんを見守るお母さんのように植えられている木のことを『ナーシングツリー』と呼ばれるそうです。

なんだかあったかい気持ちになるパーマカルチャーデザインですね。

みなさんも何か樹を植えるとき、窒素固定樹を一緒に抱き合わせてみるはどうでしょうか?


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